No.12 種無しとはけしからん


おはようございます、梅野干人でございます。

素材deプラス 梅たね!とっちゃったね。

総合点 67点

梅干し度☆☆

味☆☆

量☆☆

ウメモ

中国産の梅を使用した干し梅にございます。やはり中国産なので味はいたって普通でございますが、なによりこの類の梅干しはカンロ様一択でございますからその基準と比較すれば大半が低評価となってしまいます。その大前提があるものとして今回はご覧くださいませ。

まずカンロ様の干し梅には僅かながら果汁がございます、噛めば梅肉の奥底より酸っぱい果汁が染み出てくるのでございます。これを私はカンロの泉と呼んでおります。この果汁感が干しきった梅から出てくるのでございますからカンロ様のお力は相当なものだと分かるのでございます。この干し梅にはその果汁感がやはり少なく唾液と混ざるどころか口内の水分を奪ってしまう。ここでまず減点させていただきました。

次に比較すべきは香りでございます、カンロ様の干し梅は開けた瞬間春に咲く満開の梅のような突き抜ける香りと共に酸っぱくも優しい香りが広がるのでございます。この干し梅に関しましては少し燻し過ぎた魚のような香りが食べた時に鼻から抜けるのでございます。私は燻製の魚が好物なのでそこまで気にはなりませんでしたが梅干しとしての評価には繋がりません。

そして極めつけは量。価格の問題もあるのかもしれませぬが少ないです。

100円ちょっとの干し梅といえど多くても8粒ほどの小さめの干し梅が入っているだけの悲しい梅にございました・・・。そこで今回は67点という厳しめの採点をさせていただきました。

企業努力を怠っているとまでは思いませんが干し梅として梅としてはこれ以上の点数を付けられぬものだと認識しております。

今後の干し梅としての方向性に期待しております。

これにて失礼いたします。

                         梅野干人


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